ロゴのお話

友の会のロゴ 友の会とか互助会のシンボルマークは、まずは一般に手をつないで丸くなる形でしょうが、ここは一つ、モダンで人間的で暖かみのあるものを、と試みたものがこれです。

2つの腕で手のひらを向かい合わせた形。抱きかかえる、かばいあう、いたわるをシンボルし、あるいは二人の人が向かい合っている、大きい人と小さい人、強い人と弱い人、一人ではなくグループの中の自分。 そして「日本人」の友の会を「墨と筆」で表しました。 「左右の2つの線はライン・マインにも見える」とおっしゃった方もいます、いろいろ見て楽しんでください。 木の芽が膨らんでいく様子にも見えます。芽がでて、葉がでて、花が咲く、ライン・マイン友の会が将来大きく成長していくことに期待しています。

以上は、最初の友の会の会報が出た時のものです。「2002年11月発足しました」と書いてあります。もうじき10年になりますね。

最近、インターネットで日本の新聞を見ていたら、この友の会のロゴに非常によく似たロゴを見つけてビックリしました。 「全国初「介護マーク」を静岡県が設定」というもので、そこに写されている写真の介護マークがライン・マイン友の会のロゴにソックリ。

以下、その新聞記事(概要)です:  

認知症患者の介護で異性のトイレに入るときなどに誤解されないよう、静岡県は「介護マーク」を策定した。介護中を示すマークを作ったのは全国初。認知症患者を介護する家族から「一見して介護していると分かるようにしてほしい」との意見をもとに作成したもので、お茶の緑とミカンのオレンジで静岡らしさを表現し、「介護中」と大きく記したシンプルなデザインを採用。マークを知らない人でも一目で意味が分かるよう工夫した。  

マークを考案する発端は、介護者だと分からないために誤解された苦い経験から。ある時足が少し不自由な女性がサービスエリアで女性トイレから出られなくなってしまった。介護者の夫は大声で叫びながら妻を助けるため女性トイレに入ったが、出てきたとたんにけげんな顔で見られたという。さらに、妻の肌着を買う際に下着売り場に足を運ぶことができなかった。こういった現場からの切実な声を受けた県長寿政策局がおよそ1年半をかけて考案したのが「介護マーク」だ。2011年2月9日  MSN産経ニュース 似ていても、私たちのほうが断然先です。それはいいけどこの友の会のロゴ、登録商標というか、どこかに登録されているのかな。どこかでそのまま使われたりしたらちょっと困る、と思ったり、いやまあ考えすぎでしょう。

 

春日井 道彦