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宗教史の視点から「老い」を再考する ー 老いはスティグマ(呪わしい標)か、成熟の試金石か?ー

2021年 10月 17日 (日曜日), 11:00 - 12:30
ヒット : 171

宗教史の視点から「老い」を再考する

ー 老いはスティグマ(呪わしい標)か、成熟の試金石か?ー

 

「人生百年時代」が当然のように喧伝される社会が到来しました。百歳の方が、メディアでクローズアップされた時代と違って、高齢者に関わる問題が、社会的問題として広く共有されることになりました。高齢者にとって、財政、心身の健康管理、家族関係、介護、孤独などのテーマが、より深刻になって来たからです。高齢者をめぐる問題は、グローバルに共通した部分も多いのですが、文化圏によって、高齢者の立ち位置、高齢者観などに微妙な差異があり、高齢者問題としてひとくくりにできない、と感じます。例えば日本では、人のお世話になるのが心苦しいと感じる文化があるようです。ぽっくり寺の隆盛もそれを裏書きしています。家族観も変化し、「孤独」が問題化します。社会福祉の在り方、介護の在り方も時代にふさわしい変化が必要です。高齢者が、社会に埋没せず、自分らしく、尊厳と喜びをもって人生の第三ステージを生きる、そのためには、どうあればよいのでしょうか?試みに、キリスト教、仏教、神道における「老い」のメッセージと伝統を再考し、老いを元気に生き抜くヒントを探ってみたいと思います。

 

日 時: 2021年10月17日(日曜日) 11時~12時半 (10時45分から入室可能です。)

演 題:  宗教史の視点から「老い」を再考する

        - 老いはスティグマ(呪わしい標)か、成熟の試金石か? -

講 師: 岡野治子 (清泉女子大学名誉教授)

申 込: 2021年10月14日締切 

お問合せ: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 , Tel:06172-302116(中田)

   

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岡野治子氏紹介:

ボン大学ph.D. 清泉女子大学学長を経て、現在同大学名誉教授。専門は、宗教学、社会倫理学、ジェンダー論。フランクフルト大学、ザルツブルク大学等の客員教授として、宗教間・異文化間対話の講義を行う。著書に、Theologie im Japanischen Kontext,Iko Verlag 2002; Das Prinzip der "Harmonie" in den Religionen Japans, Grünewald Verlag 2020;『日本女性史再考 中世』藤原書店2000;『希望の倫理学』知泉書館2012など。

 

                                      ライン・マイン友の会事務局

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