講演会「フランクフルトで憲法を考える」

ライン・マイン友の会の皆さま、

 長い冬が終わり、目が覚めれば朝陽の輝きがそこにあり外を見れば新緑で一杯、という人を幸せな気分にする5月になりました。皆さまお元気でお過ごしでしょうか。 

 日本では5月3日は「憲法記念日」です。昨年のこの日、安倍晋三首相は憲法改正および2020年の施行を目指す考えを表明し、政府の改憲への動きは本格化しました。選挙権を持つ日本国民のみならず、選挙権はなくても日本を身近に感じている人々にとり、大切な問題となりました。

    この度、当会の依頼に応え、フランクフルト在住の法学者、河村浩城(カワムラ ヒロキ)氏が日本国憲法についてお話しして下さることになりました。共に日本の憲法について考えるひと時となるよう、皆様のご参加をお待ちしています。

 

                   講演会「フランクフルトで憲法を考える」

日 時  6月17日(日) 午後2-4時

場 所  日本文化普及センタ-

     Roßmarkt 13, 60311 Frankfurt, 当日連絡先(0176-34566391) 

講演者  河村浩城 (フランクフルト ゲーテ大学法学部講師)

参加費  会員 無料、 非会員 3ユ-ロ

申込先  E-Mail: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。  (高橋)     

     電話:06081-3843 (プッシュ)

    (会場準備の都合のため6月12日までにお申込みください)

講演会概要

数年来、憲法改正が議論されています。アメリカに押し付けられたものではなく、「自分たちの憲法」を、というのが理由の一つに挙げられています。また、具体的には日本国憲法の基本的人権は日本の風土に合わない、あるいは憲法9条(戦争放棄/戦力の放棄)は現実的ではない、という理由も挙げられています。憲法の改正には、国民投票が必要です。つまり、憲法改正の際には、日本国民一人一人がその判断をしなくてはなりません。しかし、私たちはその判断ができるほどに日本国憲法を知っているのでしょうか。また、私たちは日本国憲法についてどの程度説明できるでしょうか。

私は、憲法学者ではありませんので、憲法の解釈や条文をわかりやすく解説するということはできません。日本国憲法がどのようにして出来上がって、私たちの生活(生活の上での市民、特に弱者の権利)とどのようにかかわってきて、そして、私たちの政治や社会、経済の仕組みをどのように形作っているのかを、日本の外のドイツ・フランクフルトで皆さんと一緒に考えてみようというのがこの講演のねらいです。(河村浩城) 

 

講演者経歴

早稲田大学法学部卒

法学博士 (ベルリン自由大学)

大学卒業後、会社勤務を経て、大学院に進学し、その間、東京の二つの人権NGOで国内人権機関の設立提案に向けた活動に従事する。その後、博士課程学生としてドイツの法律相談援助に関する研究のためにベルリン自由大学法学部に進学する。ベルリン自由大学法学部法社会学研究所に助手として採用され、法学部での講義および研究所での研究に従事する一方、欧州委員会および連邦家族・高齢者・女性・少年省助成研究プロジェクト「ドイツにおける差別の実態」に参加。また、同時にトリアー大学法学部外国法コースにて非常勤講師を務める。

2012年にフランクフルトのマックスプランクヨーロッパ法史研究所に移り、2013年6月からフランクフルト ゲーテ大学法学部比較法研究所日本法講座の研究員・講師として現在に至る。

 

                                ライン・マイン友の会事務局